人材を強化したい

万事、物事を巧く運ぶためのファーストステップ。

ゴルフ用語にある「ティーアップ」という言葉。
ゴルフボールをちょっと上げて、打ちやすくセットすることです。

コミュニケーションにおいても、同じことができます。
つまり、相手なり環境を「ちょっと持ち上げる」ことです。

例えば、ある人の講演会に行くとしましょう。
あなたは「良い会だから」と友人を誘います。
その際、友人はあなたを信頼して、ついてきてくれます。
2時間なり3時間の時間を、あなたに託すことになります。
せっかくだったら、より有意義に過ごしてほしいと
あなたが願うのは、当然のこと。

ちょっと考えてみてください。

「今日の講演会の講師、小泉純一郎さんなんだよ。」
と伝えたときと、
「今日の講演会の講師、私の叔父さんなんだよ。」
と伝えたとき。
友人は、どちらの方が「前のめり」になるでしょうか。

人それぞれ、興味対象がありますので、
この文章内では明言しませんが、
恐らく、どちらか一方の方に強く反応するはずです。

例えば、美味しい食事屋さんに仲間を誘ったとき。
あなたは、自然とティーアップをしています。

「今日の店はね、シェフがあの国で修行して、
どこそこの名店で働いた後に、独立してつくった店なんだよ。
ミシュランで何とか星で、お酒も美味しいんだー。」

と。
これが、ティーアップ。

嘘をつけ、という意味ではないですよ。
今から相手と引き合わせる対象の「良い点」を
最大限にプレゼンテーションして、
相手のポジションを前のめりにさせる、ということ。
前のめりにすることで、その人の人生の中の「有限」の時間を
より濃く、有意義なものにできるように導く、ということ。

バンドのライブを想像してみてほしい。
有名で、もともと大好きなバンドだったら
1曲目からノリノリで音楽に反応しますよね?

でも、よく知らないバンドだったら、
最初の曲は、様子見しませんか?
「あ、良いかも・・・?」と思って、
2曲目あたりから、徐々に音楽に反応したりするってこと、
あると思うんです。

でも、本当に良い曲を演奏するバンドだったとしたら、
この「最初の曲の様子見の時間」って、
人生にとっては勿体ないんですよ。

そこを、ティーアップで補ってあげることが、
人のためになる場合もある、ということ。

ティーアップの対象は、人だけではありません。
場所、環境、商談、プレゼンテーション、ライブ、
何にでも拡大して適用できます。

あなたの大好きな、あるもの。
人に薦めるとき、
「自分は好きだけど、相手にとってはどうかな・・・」
と、ちょっと引き気味でプレゼンすること、ありませんか?
「自分は好きなんだけど、まぁ、肌に合うかわかりませんが、良かったら。」
という中途半端なプレゼン、することありませんか?

これも、謙虚で日本人らしてく、良い文化だとは感じます。
でも、本当に薦めたいなら、
ティーアップをすることで相手にためになる、
ということの方が多いんです。

人は、基本的に誰かに背中を押して欲しがっています。
その人の人生が、より有意義になるように
背中を押してあげることも、親切のひとつです。

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