ポッドキャスト バックナンバー

[LINE風] 世代の違い。~埋められるギャップ、埋められないギャップ~| 第72回

世代の違い。~埋められるギャップ、埋められないギャップ~| 第72回

自分の世代とは違う、若い世代について語っている前半。下の世代が分からないのは自分の器が小さくなっているから?

後半は役に立たない中年に翻弄されているらしい、質問者さんの悩みにいろんな方向から答えます。

今回も、参宮橋の「こころ からだ ほぐしサロン turusan」のオーナー、鶴岡白眉(つるおかはくび)さんを話し相手に迎えてのポッドキャストです。

 

(ポッドキャスト本編の11:25~)

はい、改めて海東です。
鶴岡です。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
じゃあご質問を。
はい、いきます。
なぜ「使えない中年」が会社にはびこっているのでしょう。
できる若手が、辞めていってしまいます。

From:柿の木
こちらは、懇親会で口頭でいただいたのをメモしたものなので、ちょっと短いんですけど、どう思います?これ
前半の話とすごく繋がりがあるなっていう風に思うんですけど…
はからずも。
はからずも!図ってなかったんですか?
図ってなかったと思います。
なんか使えない中年って結局、なんかそのほら、「年々器は小さくなるから勉強し続ける必要がある」って話を前半でしてたじゃないですか。結局その器が小さくなっていく人が多くて、若手を理解しようとしないから余計に分かり合えなくなって、結果、若手はもういいや辞める、みたいな感じになるんじゃないですか?
いいですね、その通りだと思います。いくつか多分視点があって、で…サラリーマンの時もありましたよね?
サラリーというのか、まぁそうですね会社に勤めて会社のサロンにいたことはあります。
オフィスワークはなかったですか?店長時代はありますか?
店長やってました。
店長時代オフィスワークは?あのデスクワークって?
受付に立ちながらデスクする感じ。立ちながらっていうか…(笑)
立ちながらね、座ってはない?
座れはしないですね。

サラリーマンの不公平

なるほどね。僕、あのサラリーマンの時は開発系の会社にいたのでちょっとお客さんのところに行くことがあれば、仕事デスクワークしてる時もあったんですけど、とにかく当時僕が一番思った疑問はですね、在職中ずーっと思ってたことなんですけど、
はい。
なぜ同じ仕事を8時間で終わらせたやつより、16時間ダラダラやってたやつの方が給料が良いのかって。
うんうんうんよくある!よくある!
そうでしょ?
そう!
あれがもうすごく嫌で。
あーわかる!
多分ですけど、この方管理職なのか経営者なのか…ぼかしますけど、もうすぐ社長になる予定なんですけどね、業種はぼかしますけど、要はですね仕事を本当にしてない中年がいるわけですよ。
あー、なるほどね。
で、明らかにその人の方が給料高いんですよ、若手より。だから社員辞めるんですよ。
なるほどね。
あほらしくなって。
あーわかるわかる。あほらしくて。
この違いって、中年にちゃんとこの方が役割を与えてないって話もあるんでしょうけど、一旦その辺はちょっと置いとくとすると、目線が過去に行ってて、過去の自分の偉業に…
ああそうですね!
背負ってるでしょ?
そうそうそうそう。
だからチャレンジもしないし。俺はもうここまでだからいいや、みたいに。それはやっぱりよくないってことで言うと、日本の職種、職業の流動性がないことが多分原因だと思うんですね。
うんうん。
会社も一回雇うとなかなか辞めさせられないので、40年ぐらいでいろんなことがあって、例えばちょっと体調崩してまぁ休めたらいいけど、退職しちゃった場合、チャレンジできないんですよ、日本って。多分。
それはなんか海外とかだと違うんですか?
違う。アメリカの文化が100パー良いとは僕は思わないですけど、職の流動に関してはけっこう良くて、アメリカってすぐクビ切れるんですよね。
ああー。完全な実力…社会みたいなやつ。
そう、だからその分ちゃんと自分をプレゼンして仕事に入りやすいんですよ。っていうのは入った先も、使えなきゃ辞めさせていいと思ってるから。
ああー、なるほどね。
採っちゃう、とりあえず。
そういう文化があるから、みんな意思をはっきり伝えるんですね。
ああー、そうですね。プレゼンちゃんとしますよね。
そうそうそうそう、強いですよね。
そう。で、大統領変わって、今民主党と共和党だっけ?アメリカって…。ちょっと分かんないけど。共和党から民主党とかに変わると大統領に関係する役所とかも全員入れ替わるんですよね。
へえー。
で、共和党が民主党に変わったんだったら、共和党の時代になんとか事務局長とか全部いきなりバッと職が失われるはずなんです、確か。
へー!
そう。なので、みんなその時々にできるベストをやって生きてるので、まぁそういうこともしたい人にはそういう口があっても良いんじゃないかなーと思って。でも日本は今雇われてる側のが強すぎて、下手なことできないでしょ?

変化する雇い主の事情

そうですねー。なんか私が勤めてたところも、すっごいなんかもう面白いくらいこう…働くところだったんですけど、今ではなんかその「手休めタイム」とかあるみたいです。
あー、腱鞘炎になっちゃうから?
腱鞘炎になっちゃうから。昔だったら施術が終わったら、お客さんが入ってなかったら、1秒でも早くバックヤードから出て何かするとか、もう終わった瞬間から自分が次の仕事を何をすべきか探して、考えといて、ほんと1秒でもぼーっとしたら先輩に超怒られるみたいな感じだったんですよ。
うんうん。
それが今や。
今や!
もう!「手休めタイム」は何もしちゃいけません、みたいな。
へえー。
時間が…なんか設けられてるんですって。みんなこうやって座ってるらしいですよ(笑)
そうやらないと働いちゃうし、働かせちゃうのかね、現場は。
そうそうそうそう。手を大事にしないと、手が作られるまでは無理しないようにしないと、みんな辞めてっちゃうから。
やっと育てた人材が流失するよりは…
休めてやりつつ、育てる、みたいな。
あー、なるほどね。うーん、ここの場合だから「手休めタイム」作ったって中年はずっと休んでるわけだもんね。
中年はそうそう。
あははは。うーん、根本解決じゃないですけど、ゆっくり新陳代謝するしかないんじゃないですかね。だから若い人をビジョンで巻き込み、味方にしておく。
あー、なるほどね。
中年を働かせるのは難しいと思うんですよ。
人を変えるのはやっぱり難しいからね、自分が何かを変わっていく方が。
そう自分の時が来たら新陳代謝をもっと進んでるからって言って自分のこと好きになってもらって若い世代を巻き込んで…って。まぁ今あの、ほとんどの人って、えっとー本気で飢えてないじゃないですか。
あーうんうん。
だから本来仕事って元をたどれば、原始時代だったらちょっとマンモス取ってくるわって言って…
うふふふふ
男どもが行って、その日の収穫を分け合うっていうのがスタートであるけど。
死活問題ね。

仕事って趣味なんじゃない?

そう、今日本って多分ほぼ趣味でしょ仕事みんな。
そうなんだ!
本気で仕事してる人っている?あの、僕らの周りにはいますよ、比較的そういう人は。
ほら、独立しちゃう人はもうそうですよね。
そう、だからこれ見てる方も恐らく独立してやってるし、そういう人と付き合ってるから見てる方も周りには本気で仕事してる人多いと思うんですけど、あの。本気で仕事してる人って、だって本気がダサい時代ですよ、今日本って。
うふふふ。
もう長らく。
まぁねー。だってね、しかも大手の会社に就職しても、ずっとそれがいられるか分からない時代ですからね。
そう、そんなに本気じゃない。まぁ本気じゃないっていうと語弊があるけど、まぁ趣味を本気でやってるような感じ?
逆になんか私たちみたいな経営者としてね、例えば、私は一人だけど従業員をいっぱい雇ってるところもあるわけじゃないですか。
うんうん。
そういう自分の会社の中で使えない中年というのを作らないためには経営者ができることって何かあるんですか?ここを要は腰掛にしないで働かせ続ける、みたいな。
あのー多分これだけが答えっていう気はないですけど、会社の、なんで今この会社はあって今後どういうところに行くのかっていうクレドみたいな。
はいはいはい。
ビジョンとかを一緒に作ればいいんじゃないですか?
あー、理念ね。
そう。その会社のブランディングというよりは中身のビジョンを一緒に作る。一緒に作る側になって、って言って、めんどくさいって言ったら、めんどくさいならやめとけって言えるけど、愛情あるなら、愛情っていうか、いて楽しいんだったらね。
ねー。なんか使えない中年と言われる人たちにフォーカスするんだとしたら、何かができるかって感じもあるけど。人数が多ければ多いほどね、テコ入れするのは大変でしょうけど。
僕が存じ上げてるこの方の像からすると、まぁ間もなく代表になっていく中なので、まぁ要はこれから自分が育てたい人に目を向けた方が良いと思いますね。
そうですね。

この人のためなら死んでもいい

辞めさせないためにどう自分に惚れさせるか。
そうですね。
戦国時代とか太平洋戦争とか、いわゆる日本がまだこう軍事的な、まだ軍隊がある時、今の自衛隊の方ちょっと存じ上げないんであんまり分からないんですけど、やっぱりこの人のためなら死んでもいいっていう隊長、なんていうのかな、武士とか指揮官…なんていうんだっけ武士道のなんとか隊長みたいな人、自分の上官、じゃないとダメなんだそうですね。本気で戦えないって言ってましたよ。
ふーん、そうなんだ。
戦えないって言ってるって書いてありました。僕そういう人会ったことないんで。だから当時はほとんど、特に戦国時代なんてばーって戦ってたのほとんど農民ですから。
うんうん。
やっぱり思わせないと相手方行っちゃったりするんですよね。
そうですよね。
そうそう。逃げちゃったりもしてるはずなので。
農民にとってはそれが死活問題ですもんね。
そう。だからまぁ自分に惚れさせるために自分を磨くとか良いかなー、や、分かりますよ、この課題意識もね、悩んでらっしゃるのも分かりますし。
あーそうなんだ。
僕も、なんで残業してるやつのお給料の方が良いんだ、とかね、まぁ小っちゃい悩みですけど、あったんで。
自分のファンと、会社のファンになってくれる人を作りたいですね。
ね。なんなら中年巻き込んでどういう会社を作るか話してもいいかもしれないですね。
ね、仕事を与えたら案外なんかもう一回再起、奮起してくれるかもしれないです。
うん。
もう後がないよって。
そうだね、ないよね。
うふふふ
あははははは
大丈夫ですか?
はい、答えになってますかね?
はい。
またもし答えになってなかったら聞いてください。
はーい。じゃあ言います。
はい。
ザ・プロフェッショナルPodcastでは質問を受け付けています。ザ・プロフェッショナルのメールマガジンにご返信いただく形で質問を送ってください。よろしくお願い致します。
よろしくお願いいたします。今日もありがとうございます。
ありがとうございます。

Podcast購読のご案内

経営参謀(顧問参謀)として、これまでに700の中小企業・法律事務所・税理士事務所・社会保険労務士事務所・司法書士事務所・学校法人などの経営を支援してきた、
THE PROFFESIONAL®︎主宰:海東和貴がお届けするポッドキャストを無料で購読することができます。

ご購読方法(iOSの方)

左記バナーをクリックしてPodcastアプリを起動。「購読」ボタンより番組を登録すると、新着記事が配信されるたびに通知がきます。
(Podcastアプリの通知設定をONにしてください。)

アプリをお持ちでない方

App StoreよりPodcastアプリをダウンロードしてください。(無料)