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適切なテストの方法

From:海東和貴
自宅の書斎より

のび太が扉を開け、
こっそりと靴を脱ぎ、2階に上がります。
階段で音をさせないように
そろりそろりと自分の部屋に向かい、
ランドセルからA4の紙を出し、
机の引き出しの奥深くに隠します。

お察しの通り、この紙切れとは「テスト」。
子どもの頃は、テストという言葉には
この意味しかありませんでした。
即ち、辞書で引くところのふたつめの意味
「特に,学力を知るための試験。『学期末―』」という部分。

ただ、実際には「テスト」には別の意味があります。
「物事の良否・能力などを調べるために試すこと。」
という意味です。

ビジネスというものを捉えたとき、
戦いでもゲームでも日常でも
どんな捉え方でも良いのですが
共通して言えることは
「継続して動き続けるもの」である、
ということです。
商いをするためには、
常に何かしらの動きがあるはずです。
そのそれぞれの動きに対してきちんと
「トラッキングできる仕組み」
が導入されているかどうか、の部分が今回の主題です。

例えば豆腐屋さん。
毎朝、豆腐をつくります。
毎日、毎日、豆腐をつくり、
それを売っています。
気候などによって変化はありますが、
大筋では毎日同じ方法で豆腐をつくっています。
ある日、主人にアイディアが降りてきました。
大豆の種類を変えてみよう、と
翌週から、早速新しい方の豆腐を売り出します。
このとき「大豆だけ」を変えて世に出せば、
「テスト」の概念が生き続けます。
ところが大豆と一緒に、その大豆に吸わせる
水の種類まで変えてしまうとテストの概念が崩壊します。

ビジネスにおけるテストとは、
何かがうまくいかなかったときに
何がうまくいかなかった原因なのか、
うまくいったときに
何がうまくいった原因なのか、を
正確に判定できるように仕組みをつくることです。

豆腐と水を一緒に変えたらだめなのです。
上手くいかなかったときに、
どちらが理由で結果が変わったのか
わからなくなってしまうからです。

これは豆腐屋さんに限らず、
多くのビジネスにおいてみかけます。
何かが起こったときに、
その原因の根源を突き止められる準備をしていない、
という状態です。
既存で動いている仕組みの、
その一部をブラッシュアップするのではなく、
全てを一気に変えてしまったり。
ホームページのヘッドライン(キャッチコピー)と
背景色とを一緒に変えてしまったり。
全部の取引先に、まとめて一気に
新製品のプレゼンテーションをしてしまったり、
という状態です。

ビジネス = テスト、と言っても過言ではありません。
うまくいく理由を積み重ねて、
最良の結果に導くために、
常に「自分は毎日、テストをしているんだ」という思いで動くと、
物事のみえ方が変わるかもしれません。
ご自身のビジネスに置き換えられない部分があったら、
質問してください。


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経営参謀(顧問参謀)として、これまでに700の中小企業・法律事務所・税理士事務所・社会保険労務士事務所・司法書士事務所・学校法人などの経営を支援してきた、
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