事業基盤を強化・再編したい

人からの注目を集める方法

From:海東和貴
自宅近くのカフェより

例えば、もの凄く人の善い
進撃の巨人的な大きな人が街に現れ、
街を壊さないように慎重に道を歩き、
時に事故でひっくり返った車などを起こしたり、
歩くのが辛そうな老人を
目的の場所に移動させてくれたりしたとしましょう。

その巨人は、あなたの会社名の入った
シャツを来ています。
街の人は、どう思うか。
そして、あなたはそのシャツを
巨人に着せるためにいくら払ったのか。

今回は、広告の話。
ただ、単なる「広告の出し方」というテーマではありません。

企業が広告を出すのは、
その会社の存在を多くの人に知ってもらい、
見込み客を集め、
何かしらの「成約」を促すためのです。
では、現代における広告の実態とは、何なのでしょうか。

ある女性がいました。
彼女は一時期、年に500万ドル以上を稼いでいました。
日本円に換算して数億円です。
この女性とは、パリス・ヒルトンです。

なぜ、こんな金額を稼ぐことができたのか。

答えは簡単。
多くの会社が彼女にお金を払ったからです。
では、企業は彼女の
「何」に対してお金を払ったのでしょう。

それは「注目」です。

例えば、クラブ。
多くのクラブのオーナーたちは、
彼女が自分の店に遊びに来た翌日、
その彼女の「遊びっぷり」が
メディアを走り抜けることを知っています。

すると、その翌日の夜からしばらくの間、
多くの顧客が自分の店を訪れて行列を成すのです。
そして、その人たちは自分の店に
多くのお金を落としていきます。

オーナーたちは、
パリスの「注目」され具合にお金を払い、
自身のビジネスにリターンさせているのです。

広告の実態とは、「注目」です。
人があまり通らない路地に張り紙をするより、
渋谷のスクランブル交差点の
大型ビジョンに映像を流す方が金額が高い理由は、
そこが「注目を集めやすい」からです。

広告を出す意図は
「顧客に何かしらの成約を促すもの」
と書きました。

そして、広告にお金を払うのは
注目を集めるためだ、と。

つまり、注目さえ集めれば
広告は必要ないとも言えます。

あなたのビジネスに合った
「注目」はどこにあるのか。
今一度、見つめ直してみてはいかがでしょう。
思いの外、お金をかけずに済むアイディアが
そばに転がっているかもしれません。


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経営参謀(顧問参謀)として、これまでに700の中小企業・法律事務所・税理士事務所・社会保険労務士事務所・司法書士事務所・学校法人などの経営を支援してきた、
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