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部下の“恐怖心”を取り除く方法

From:海東和貴
明治記念館のロビーより

大部分の人が過剰に恐れているもの。
それは「他人の気分を損ねること」です。

こんなことを言ったら
相手はどう思うだろうか。
こんな提案をしたら・・・、
こんな見積もりを出したら・・・、
こんな感想を伝えたら・・・、
いったい相手はどう思うだろうか、
気分を害さないだろうか、
人間関係が壊れないだろうか、と。

日本人には「空気を読む力」が
備わっていると言います。
極端な例ですが、京都では
「上がって茶漬けでも召し上がって」が
「帰れ」という意味であるという話題が
ネット上で盛り上がったこともありました。

言葉の裏の裏を読み合う
会話の揶揄としてご存知の方も多いでしょう。
ただ、大前提としてこれは
「対面での会話」であるわけです。

現代では、相手に面と向かっていない
コミュニケーション手段が多く存在するため
「空気を読むための材料」が増えてしまいました。

絵文字の有無、
文体の硬さ、
そして「既読されてから返信までの時間」と。

恐怖心の歴史を、原始時代まで遡ります。
この頃に主流だった恐怖心は
「生存を脅かされる恐怖」です。
恐怖心は、自分が生き延びるためのアンテナでした。
恐怖心を甘く受け止めると死に直結したのです。

一方で現代の恐怖心とは何なのでしょうか。
それは、「より漠然とした将来に対する不安」です。
これを紐解きます。
つまり、今ある快適さ、安全な環境、
居心地の良さをどのように維持するか
という点に恐怖心のアンテナのベクトルが
変わっているのです。

この変化によってどんなことが起こったか。
つまりは恐怖心というものが
「鋭く直接的に肌がビリビリと刺激を感じる」
という性質のものではなくて
「漠然と纏わり付くことで、
それに耐えることが嫌になり、
人を『受け身』にさせる」
という性質のものに変わっていると言うことです。

恐怖心のアンテナが反応すると、
人は「弱気になる」のです。
弱気になります。

恐怖!⇒ 弱気!
という動作が
小学校の頃に聞き慣れた
「きーんこーんかーんこーん」の
チャイムが鳴ったら教室に戻る!
というのと同じにように体に刷り込まれているのです。

でも、チャイムはチャイムです。

チャイムが鳴る⇒教室に戻る、
恐怖心のアンテナが反応する⇒弱気になる、
という風に体が自動的に反応している現象を、
まずは「あ、反応しちゃった、今、条件的に。」と思うこと。

瞬間的に反応している自分を認めること。

認めることによって、
この瞬間的な反応を客観視することができます。
客観視すれば、自身から切り離して
考えることができるようになります。

恐怖心は、学校のチャイム。
たかが、音です。
指令です。

果敢に立ち向かってみてはいかがでしょう。


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経営参謀(顧問参謀)として、これまでに700の中小企業・法律事務所・税理士事務所・社会保険労務士事務所・司法書士事務所・学校法人などの経営を支援してきた、
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