経営者の“毒”

From：海東和貴
渋谷のカフェより

あるアメリカ人経営者のコメントが
印象に残っています。

クレジットカードを使用する瞬間、
人は2つの“毒”に犯されている場合が多い。
ひとつは、
「未来の自分の収入は今より高い」
と考える“毒”。
もうひとつは
（生涯の資産流出ではなく）
月々の返済額のみでやりくりを考える“毒”。

なるほどなあ、と思いました。

これは、ビジネスを経営する上でも、
似たようなことが言えるのはないか
と思うのです。


日々の作業に忙殺されて、
中長期的に経営者として
重要な“仕事”に手が回っていないのに、
「未来の売上は今より多いだろう」
と考えるてしまう場面。

（会社に残る利益ではなく）
売上額のみでやりくりを考える場面。


これは、非常に危ない“毒”です。
仮にこの“毒”にやられているかもしれない
自分を感じた場合には、

「中長期的な経営者の仕事をやっているだろうか」
「会社に残る利益（粗利）で考えているだろうか」
と、一度立ち止まって、
考えてみることが重要です。


これらの“毒”は、
瞬間的に体を痛めつける“毒”ではなく、
徐々に体を蝕む“毒”です。

自分が毒されていないか、
時に立ち返ることで、
あなたのビジネスは
更に健康になっていきます。