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最強の集客術(だと思う?)

肩を押される。
首を捻られる。
足をぐるんぐるんされる。

わけあって、その日の私は
骨格矯正の店にいました。

コンクリート打ちっ放しの壁面。
カーテンで仕切られただけの空間。
エントランスの「おしゃれ感」とは違った、
独特の作業感のある施術エリア。

技術自体はなかなか強烈で、
鈍い痛みがあったり、それに伴う気持ち良さがあったり、
ストレッチなのに「ボォキィィッ!」って音が鳴ったり。

ただ、終わったあとは爽快で
翌日に揉み返しのようなものも起きませんでした。
有意義な時間を過ごしたな、と。

さて、その施術に際して、
色々と身体の悪い部分を指摘してくるんですね。
あそこをこうした方が良い、
次はこのコースを受けた方が良い、
ここは放っておくともっとゆがみが出てくる、
など。

私はここで「おっ、きたな」と思って
話は聴きながら、横に聞き流していたのですが。
これ、本当はなかなか強力です。
魔法の言葉のように作用する人もいます。

身体の悪い部分を指摘する。
問題点を浮き彫りにする。
認識の甘さを伝える。

何の問題意識も持っていないところに、
弱点を伝えることで不安の気持ちを抱かせること。
これ、かなり強力です。
(私は自分のビジネスでは滅多に使いません。理由は後述。)

術にはまった人は、次回以降の予約を取ってしまいます。
お店側からしたら、リピートを創出できるので
営業トークの中に組み込みたくなるのでしょう。
(別に悪いことではないです。私には効かないだけ。)

顧客自身の問題意識を煽る、という以外にもうひとつ。
強力な営業トークがあります。

それは、同業の批判です。

あの先生は○○だからね・・・。
あっちのお店は■■なんですよ・
あの人のやりかたは△△ですから。

これだけで、十分に強い言葉になります。
聴き手は、逆の意味まで考えるから。

例えば、私が
「あのコーチングのAさんは、言いたいことだけ言って、
クライアントの事情や気持ちは全く汲んでくれないんですよ。」
と、あなたに伝えたとしましょう。

そうすると、受け取ったあなたは暗に、
「海東は、自分の事情や気持ちを汲んでくれるんだ。」
と感じ取ってしまうんです。

しかも、人を批評(本当は批判)している人を、
我々は勝手に権威づけて捉えてしまう傾向があります。
同業を批判している = この人は凄い人
と、いつの間にかインプットされてしまうのです。

これも、集客には劇薬として作用します。
集客効果としても高いパフォーマンスを発揮します。

思い返してみてください。
ネット上で拡散されている記事、
高い割合で、「何かへの批判」ではないですか?

政治家だったり、企業だったり、芸能人だったり、
ニュースキャスターだったり、教育者だったり。

ある程度、論理が構築された批判をすれば、
そしてそれを続ければ、
権威性はじんわりと高まっていきます。

でも、私はこれをしない、と決めています。
(将来はわかりません。飽くまで、今は。)

まず、同業の批判は基本的にはしません。
それぞれの考え方があるので、
私が安易に断じるべきではないと思っているから。
それに何となく、フェアじゃない気がするんです。

そして、相手の悪い部分を指摘する行為。

仕事上において、1対1のコミュニケーションに際しては、
これはやらないと決めています。
今のネガティブな部分より、
未来のポジティブな部分を描いてもらいたいと思っているから。

なので、相手の弱い部分を、
ずばりと指摘することはほとんどありません。

ただ、セミナーや講演などの、1対 多数 のサービスの時には、
ときどき、使います。
理由は、聴き手の注意がこちらに惹きつけられることによって、
その時間を、そのセミナーに投資してもらっている時間の価値を
最大化することができるからです。

聴き手がたくさんいると、どうしても
「自分事」として捉えにくい場合が多いので、それを
「自分に置き換えたら」にフォーカスしてもらうための技法として、
時に活用することがあります。

相手の弱点をつく。
同業を批判する。

ある種のネガティブ要素を孕んだ集客メッセージは、
かなりの効果を発揮するでしょう。
最強の集客術のひとつ、とは思っています。

使うのも選択肢ですし、
使わないと決めるのも選択肢。

ただ、こういう手法があるということを
知っておくと、みえる世界が広がるはずです。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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