仕事を語れ、心に刺さる言葉で。
自分の仕事、一言で語れますか?
相手に刺さる言葉で、語ることができますか?
例えば、ピアニスト。
心に残る音楽を、ピアノで奏でる専門家です。
例えば、パン屋。
家庭の朝を、香りで満たすパンをつくる職人です。
難しいのは、例えば「日本産業分類」で「情報通信業」で括られる仕事。
ウェブ開発業や、ソフトウェア開発業。
ウェブ開発もソフトウェア開発も、業務範疇が広いから。
そして、「自分が本当にやりたい方向性の仕事」をできていない場合があるから。
例えば、本当はランディングページで、ユーザーの購入率を高めるデザインが得意なのに、
小規模店舗のコーポレートサイトばかりと創る仕事がメインだったりすると、
仕事を語る際にブレます。
「あなたのお仕事は?」
ホームページをつくる会社をやってます。
最近は、飲食店のものが多いです。
購買率をアップするサイトも得意なんですけどね(もごもご)。
例えば、ソフトウェア開発業。本当はユーザーの導線を
綿密に計算したユーザーインターフェースのデザインが得意ですが、
大規模開発のプロジェクトマネジメントがメインになり、
その本領を発揮する機会があまりない、という場合。
「あなたのお仕事は?」
ソフトウェアの受託開発です。
「プログラマですか?」
いえ、エンジニアです。
「開発者?」
はい・・・。
ここで例えば「ソフトウェア・デザイン・エンジニアです。」と
ずばっと言えると格好良い。
(私の仲間で、これをズバリと言い切っている人がいます。格好良い。)
自分の仕事を一言で語る。
どうしてその仕事を始めたのか、どういう志で仕事をしているのか。
短く、簡潔に、相手を感化できるように語れると、
色々な面で変化が出てきます。
これを、例えば「エレベーターピッチ」をつくる形で考えると、
巧く纏まる場合が多いです。
エレベーターピッチは、シリコンバレーが発祥。
次のGoogleを目指す多くの起業家たちが
毎日多くの投資案件を目にするプロの投資家たちに
自分のビジネスプランをアピールするための自己紹介文言です。
起業家はエレベーターの中で投資家に会ったら、
自分のビジネスプランを30秒で的確に伝えられなければ未来はない。
そんな哲学から生まれた文化です。
エレベーターピッチに関しては、ネットに多くの情報がありますので、
そちらに譲ります。
ご自身のビジネスのエレベーターピッチ、
考えてみてはいかがでしょ、という提案です。