たった2つだけの理由

From：ペンシロー
家電量販店１階のパン屋より

こんにちは、海東です。
じゃねーよ、ペンシローだよ。

後輩ペンギンが新しく購入したビデオカメラを自慢してきた。
なんだかよく分からなかったが、とにかく最新式で
すごく綺麗な画質で、一瞬のいい表情を撮り逃さないんだそうだ。

なんでそれを買ったのかといえば
子どもの成長を記録したいんだそうだ。

良いことだと思うぜ。
子どもとのコミュニケーションも取れるし
思い出を残すこともできる。

実は、人がモノを買う理由ってやつは
2つしかないんだな。

ひとつは、何かを手に入れるため。 
もうひとつは、何かを失いたくないため。 
この2つだ。

後輩ペンギンはビデオカメラを買うことで
子どもとのコミュニケーションや、
思い出を振り返れるということを手に入れた。

一方で、失わずに済んだこととは何なのか？
言い換えれば、
買わないことによって失うものは何だったのか？

子どもの魅力的な表情を記録できない。
あとから見返すことができない。
そんなところか。
他の家族に、カメラの腕前を披露できない、なんてのもあるかもしれないな。
あとは、オレにビデオカメラを自慢する機会もないだろう。

何かモノを売ろうとしたときに、
「手に入るもの」
「買うと失わずに済むもの」の
どちらかしか伝えていない場合が、実は多いんだ。

このことを意識して“両方”を伝えると
オファーやプレゼンテーションに
さらに訴求力もたせることができる。

読者諸兄からモノやサービスを買うことによって、
顧客が得られるもの、失わなくてすむものは何なのか
考えてみることをおすすめするぜ。

<(- 彡　)з三 ペンシロー