生産性を上げたい

“先延ばし”したら良い

From:海東和貴
北海道・新千歳空港のラウンジより

「先延ばし癖」に課題を感じている人がいます。
私も、そのひとりでした。
(何でもかんでも先延ばしにして、
自分はダメだなあ)
と罪悪感に苛まれる人は、
少なくないと思っています。

一方、先延ばしが何故ダメなのかについて、
真剣に考えてみたことのある人はいるでしょうか。
なぜ、先延ばしがダメなのでしょうか。

例えば、こういうことってありませんか?

見込み客から何かしらの提案や
見積もりの依頼を受けたとします。
時間をつくって内容を固めて
先方に持っていったところ、
「あ、そうだ。頼んでたね。
でも今すぐに必要なわけじゃないんだよね」
的なことを言われたこと。

もっと細かいことを言えば、
あなたが何かの書類や案件を
誰かに渡したとして、
その件がうやむやにされたことはないですか?

もちろん、色々な考え方はあります。
信頼関係の構築という観点から言えば、
相手に「タイミングではない」と言われようが、
うやむやにされようが、
やった方が良いということも考えられます。

一方、そこでロスした時間で、
他と緊密な信頼関係を構築できた可能性もあります。

要は、先延ばしにすることによって、
やらなくて良いものをやらずに済み、
別の場所で信頼を得られる機会を
つくることができたかもしれない、
ということです。

何が言いたいか。
つまり、「先延ばし」そのものが悪いということではない、
という切り口を持ってほしいということなんです。
先延ばしそのものが悪なのではなく、
改善すべきはもっと別のところにある、
ということです。

先延ばしそのものが悪いのではなく、
その結果に生じている自身への
悪しきリターンに焦点を当てる必要があります。
先延ばしにした結果、知らず知らずのうちに
自身に悪い影響を与えているものとして
考える必要のあることは、
「“緊急でない”けれど“重要である”領域
を先延ばしにしている場合」です。

*スティーブン・R・コヴィーさんの著作である
『7つの習慣』で、「第二領域」についての記載があります。
なぜか私は、この領域のことを
「第三領域」と言っていて、
口頭でも発信するメッセージでも、
“緊急でない”けれど“重要である”領域のことを
第三領域と表現しています。
(なんとなく、二より三の方がしっくり来るんですよね)

本当はやった方が良いのに、
緊急度を下げている結果、
長い間に渡って着手できていない事柄です。
それを実践しないことによって、
中長期的な視点でみたときに
自らが緩やかなデメリットを享受しているものです。

本当に課題として扱う必要があることは
「先延ばし癖」そのものではなく、
そういったことを行うための
時間管理ができていないということです。

その視点に立ったとき、
あなたの中で閃くアイディアはありますか?

それを書き出してみてください。


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経営参謀(顧問参謀)として、これまでに700の中小企業・法律事務所・税理士事務所・社会保険労務士事務所・司法書士事務所・学校法人などの経営を支援してきた、
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