生産性を上げたい

“中断”によって経済が回る

From:海東和貴
丸の内のオフィスより

敢えて反論を恐れずに書きます。
私はこれが重要な事実だと思っているのですが、
人は、シングルタスクです。

人は、シングルタスクです。

大事なことなので、二度、書きました。
人はマルチタスクではなく、シングルタスクです。
小学校時代、ひとつの授業コマの中で
“算数”と“国語”を一緒にやらなかったことが
この事実の裏付けです。
ひとつのことに集中した方がパフォーマンスが良いのです。

計算ドリルをやりながら
同時並行で漢字の穴埋めドリルをやるより、
それぞれを別々にやった方が圧倒的に脳に定着するし、
完了するまでの時間も短くなります。

人は、ひとつのことに集中した方が
圧倒的なパフォーマンスを発揮します。
いくらパソコンやスマートフォンがマルチタスク
(同時にいくつものアプリを実行できる)になっても、
人はシングルタスクなのです。

恐らく、WordやPagesなどのアプリケーションを使って
何かのレポートを書き上げるよりも、
かつての「ワードプロセッサ(ワープロ)」で執筆した方が、
人的要素では圧倒的に早く書き上げることができるはずです。
(昨今、話題になった“コピペ問題”や、
変換機能等の“性能面”についての要素は、この考慮に含みません。)

さて、ここから「中断」の話題になります。
これだけモノと情報が溢れた環境に人々が生きている今日、
サービスを提供する企業が考えないといけないことは、
「可処分時間」の中でいかにシェアを構築するかということです。
可処分“所得”というのは、
所得(収入)のうち,税金社会保険料などを除き,
個人が自由に処分できる部分で
消費と貯蓄に振り向けられるものです。

可処分“時間”というのは、この時間版です。
1日24時間の中で、いかに消費者の時間を
自社のサービスに割り当てさせるか、です。

そのために企業が使う方法のひとつが
「中断」です。
例えば、iPhoneの通知。
メールが来れば音を鳴らし振動を起こし、
ロック画面に「メールが来た」旨の画面表示をして、
アプリの右上の赤丸で数字(バッジ)を付けます。
それをみてしまった人は、
今の作業を「中断」して通知されたものを
みにいってしまいます。

その「中断」によって自身のパフォーマンスが
著しく低下してしまうことを知っていても、知らなくても。
「中断」要素があれば人はそちらに意識を向けます。

この状況を打破するために私自身も実践し、
クライアントにも勧めている手段のひとつは、
パソコンとスマートフォンの通知を全て切り、
バッジも非表示にして、
メールやその他のコミュニケーションツールを
「確認する時間」を予定に組み込むことです。

向こうの都合で中断せず、
自分でそれに対応する時間を予め決めておくのです。
電話も然り。
自身の仕事を「中断」させないために、
あらゆる策を施すことを勧めます。


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