“間違っている人”の話を、どう聞くか。

From：海東和貴
神楽坂の趣ある喫茶室より

私が色々なところで伝えているメッセージがあります。


それは例えば、

・正義は人の数だけある。

・正義が勝つのではなく、勝ったから正義。

・対立構造を持つ前に「？」の解消。

・ピラミッドは、横から見たら三角形。
　真上からみたら四角形。

・『HERO』の木村拓哉さんの台詞に
　「正義は一つじゃないんです」というものがある。

というもの。


これらはつまり、何か“間違ったもの”と対峙したとき、
「間違っているように見える側にも、それなりの言い分がある」
ということを伝えたいがためのメッセージです。

一度は“聞く姿勢”を持ってほしいな、ということ。
それによって、あなた自身に拓く
新しい選択肢や可能生があるから、なんです。


でも、相手が“明らかに間違っていて聞く姿勢を持てない”
というときもあるでしょう。
（もちろん、私にもそういうことがあります。）

そんなとき、思い浮かべると良いイメージがあります。


止まっていて、時を刻んでいない丸いアナログ時計。
明らかに時刻が間違っている状態。

それでも、この止まっている時計でも、
「1日2度は、正確な時を示す。」
ということ。

例えば、今が朝の6時。
目の前の時計は、3:42で止まっている。
でも、日に2度は、
その時計は「合っている状態」になります。
早朝の3時42分と、夕方の15時42分。


明らかに相手が間違っているように感じて、
「どう考えてもこの人の意見に聞く耳を持てない」
というとき、
「ああ、壊れた時計でも1日2度は正確な時を示すんだった」
と思い返してみることができたら。

きっと、あなたの前にひとつ、
新しい選択肢が拓きます。





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