売上げUP・シェア拡大をしたい

会社の“強化したら良い部分”がすぐにわかるページ

From:海東和貴
山梨県のとあるホテルのロビーラウンジより

日本人の癖なのか、人類共通の癖なのか。

“コンプリート魂”という言葉も生まれたように、
人は「欠けているものを補いたい」という欲求があります。

5つの穴があり、そのうち4つにメダルがはまっていたとしたら、
あと1つを埋めたくなります。自然な欲求です。
一方で、5つの穴に1つしかメダルがはまっていなかったとしたら、
「あと4つを埋めよう」という欲求は、
先ほどの「あと1つを埋めたい!」という欲求よりは小さくなる傾向にあります。

敢えてテストに例えるとすれば、
「より満点に近いものを、満点に近づける」という考え方です。

一方、ビジネス、経営という観点においては、逆の発想が必要です。
ビジネスのあらゆる要素について、
自社に10点満点の得点がついていたとしましょう。
項目は、何でも良いです。例えば、

集客力:6点
商品力:8点
提案力:2点

という得点。

このとき、これらの要素は掛け算で作用します。つまり、

6 × 8 × 2 = 96 点

が総合判定となります。

このとき「より満点に近いものを、満点に近づける」発想からすると、
商品力8点を、満点に近づけようとします。

「8」を頑張って「9」にしたとします。

6 × 9 × 2 = 108 点

先ほどの総合判定から「12」も点数が伸びました。
素晴らしい企業努力です。一方「逆の発想」からするとどうなるのか。

提案力2点に目をつけ、そこを成長させようと考えることです。
「2」を頑張って「3」にしたとします。

6 × 8 × 3 = 144 点

当初の総合判定「96」からしたら、「48」も点数が伸びました。
数字が小さいところを引き上げると、
全体の積算が大きく伸びるのです。

そして、ここから肝です。

歴史の勉強に例えましょう。

100点満点で80点だったものを、90点にするのは大変です。
教科書の細かい部分を読み込み、歴史事実や解釈、人物の生き様など、
知識をブラッシュアップしなくてはなりません。

一方、100点満点で20点だったものを30点にするのは、
そこまで大変ではありません。
歴史の年表を覚え直すくらいで充分かもしれません。

そして「80点を90点にしよう!」という努力を持って、
20点だった課目の勉強の取り組んだとすれば、
かなり抑えめに考えたとしても、
30点どころではなく、40点くらいにはなるはずです。

話を戻しましょう。

商品力:8点 ⇒ 9点
にする努力と同じ熱量を持って取り組めば、
提案力:2点 ⇒ 4点
くらいにはなる、ということが感覚的にわかっていただけると嬉しいのです。

6 × 8 × 4 = 192 点

当初の総合判定「96」からしたら、もの凄い数字です。

あなたの会社の“一番弱いところ”はどこでしょう?
そこを強化したら、どんな未来が描けますか?

 

サイン


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経営参謀(顧問参謀)として、これまでに700の中小企業・法律事務所・税理士事務所・社会保険労務士事務所・司法書士事務所・学校法人などの経営を支援してきた、
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