「失敗」しないための2つの方法

その点、私のようなコーチは、その人の上空から
「GPSと衛星写真を駆使して俯瞰している」状態なので、
その人にとって適切な「学習」をもたらすことができる。
結果、欲しい成果が出るのが早い。

よく聴く話かもしれないが、「成功」の反対は「失敗」ではなく、
「何もしないことである」と言われる。

その通り。

「何もしない」状態を脱し、何かをするから「失敗」をする。

ご存知だとは思うが、エジソンが電球の開発に成功した際、
インタビュアーから「一万回も失敗したそうですが、苦労しましたね」
と言われた彼は、
「失敗ではない。うまくいかない方法を一万通り発見しただけだ。」
と答えたと言う。

大抵の人は、「コンフォート・ゾーン」に自身の身を置いている。
思考しやすい環境、居心地の良い環境、
新し過ぎることを取り入れない環境、ぬるま湯。

残念なことに、多くの場合、コンフォート・ゾーンは
「何もしない」の領域から「失敗」と「成功」の間までの幅がある。
コンフォート・ゾーンから出た先に、成功がある。

冒頭に書いた「失敗」しないための2つの方法は、
お察しの通り「何もしない」か「成功するまでやり続ける」である。

人が、自身の周りの「空気」を明示的にいつも意識していないように、
魚も、自身が「水の中にいる」ということを常に自覚はしていないはずだ。
水の中から出て、初めて、何かを発見する。
「あ、自分、液体に包まれてたのかー！」とはならないかもしれないが。

コンフォート・ゾーンも同じである。
そこから飛び出すための、エンジンや、
「スーパーマンのマント」が必要だ。

あなたにとって、最適なコーチやメンター、先人の存在が、
エンジンであり、マントとなる。