[使徒画像]良いアイディアを生み出す方法

From：海東和貴
自宅の書斎より

今回のは、アイディアを生み出す方法について。
個人で紙とペンを使ってアイディアを出すために
時間を取ることももちろん有意義ですし、
何人かで集まってブレインストーミング（以下、ブレスト）
をすることも有意義です。

ブレストをする際には、
参加者全員が共通前提として理解をする必要のあることがあります。

それはブレストの時間は
空から地面に向かってピラミッドを広げている時間である、
と認識することです。

ちょうど、庵野秀明さんの代表作『エヴァンゲリオン』の登場する、
“使徒”のようなイメージです。

ちょうど、ピラミッドが2つ、上下にくっついているような形です。
ブレストの時間をいうのは、ピラミッドの上の部分ということです。

まずは、 裾野を広げている状態。
まだ結論を出したり、着地点を導く時間ではありません。
そのためには、下記を徹底する必要があります。

・全員が絶対に、人の意見を批判しない。
・人が発言をしている最中は口を挟まない。
・場に出た意見を、その全てをホワイトボードに書く。

意見、アイディア、発想、着眼点、イメージについて、
その場で考え得る全てのものを、まずは場に出し切ります。
ここは、ファシリテーション（議長）役の力量も問われますが、
まずは参加者全員がこのことを理解するだけでも、
クリエイティブな場はつくることができます。

意見が出尽くしたら、今度はそれを収束する方向に導きます。
“使徒”で言えば、下のピラミッド。
意見を取捨選択、統合して、
結論を導き、着地点をみつける作業です。

この“使徒”のようなイメージで
参加者全員が「いまどの段階の話し合いなのか」を理解することで、
ブレスト（そして会議の全て）はより有意義なものになります。

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