生産性を高める方法

From：海東和貴
丸の内のオフィスより

私が講師を務めるセミナーや勉強会において、
必ず冒頭で伝えていることがあります。
これは、招かれて登壇したセミナーなどでも、必ず言います。

・携帯電話を、音の鳴らない状態にしてください。
・パソコンでのメモは控えてください。

と、必ず伝えます。

携帯電話の「中断力」はもの凄いものです。
集中して聴いていた状態の自分に、
一気に、電話の方に注意を向かせる力があります。
その人の生活を中断させる、もの凄いパワーがあります。
そして、その影響力は自分だけではなく、他人にも及びます。
隣に座る人の集中力をも削いでしまいます。

パソコンの「通知機能」の影響力もかなりのものです。
パソコンでのメモを控えてもらっている本意は
実は違うところにあるのですが、
この通知機能の影響力の部分もあって、遠慮してもらっています。

私がサラリーマンとして働いていた頃。
務めていた会社は、フレックス制を導入していました。
7時から11時の間に出勤すれば良い、というもの。

多くの人は
「11時出勤（朝はゆっくり）」という使い方をしていましたが、
私は逆に、7時に出勤する日が多かったです。

きっと、多くの人が体験しているはずです。
「朝は仕事がはかどる」という体験。

電話も鳴らない、メールも来ない、
同僚から声もかからない、上司からの呼び出しもない、
そして、空間が静か。

集中力を阻害するものはほとんどありません。

この状態を、「意図的に」「習慣的に」つくっているか？
と自問自答してほしいのです。

「予定が空いている日にこれをする」ではだめなんです。
「集中する時間」と、予定に組み込むことが必要です。
自分のための時間を最初に「ブロック」してほしいのです。

毎週、何曜日の何時から何時、という形で、
自分のための時間を確保し、
それを何としても死守してみてください。

遅々として進まなかったプロジェクトが、
1日で片付いた、なんて体験も引き起こります。

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