人材を強化したい

[後編]プレゼンが下手な人の特徴

From:海東和貴
青山のオフィスより

耳がガサガサと鳴っている。
決して耳垢ではない。
耳の中の神経が過敏に反応しているようだ。

三方向から早口の言葉が迫ってくる。
全て、違うテーマ。
私は聖徳太子ではない。
聞き取れないし、違うことに思考が行く。

そこで、私は
はっ、
と気がついた。

どうやら私は「その場にいない」状態だ、と。

* * *

三方向から話しかけてきていたのは、
私の子どもたちです。
ちょうど、少しやっかいな電話を受けたあとで、
思考がそちらに残っていました。
(電話の内容にどう対応しようか。)
そんな風に考えている最中、
子どもたちが色々と話しかけていました。

今回は、前回の記事の続きです。

プレゼンテーションが下手な人の特徴。
それは、その場の空気や
その場にいる人と「一緒にいない」
ということ。

では、一緒にいるためには
どうしたら良いのか。

そのための第一歩は、まず
「かっこつけることをやめる」
ということです。

(かっこつける。)
(自分を良くみせようとする。)
(失敗をしないようにする。)

このような状態にあるとき、
人は「観衆と一緒にいる」のではなく、
「自分と一緒にいる」状態です。
思考が自分に向いている。

飛行機を思い浮かべましょう。
飛行機が1便飛ぶのには、
もの凄い数の人の手がかかっています。
極論、操縦桿を握るパイロットだけしか
この世にいないとなれば、
飛行機の運航などはそもそもできないはずです。
飛行機は大変な労力をによって整備されています。
調整され、チェックされ、
全ての状態を整えて飛行に臨みます。
一度、空港を飛び立ってしまえばもう大きな修正はできません。
胴体の塗装を変えることも、翼の開きを変えることも、
車輪のボルトを締め直すこともできません。
それをするには、とにかく一度は
着陸する必要があります。
飛んでいる状態ではほとんど何も手が出ません。

あなたが「誰かといる」というとき、
既にあなたの飛行機は飛び立っている状態です。
今さら何をやっても、手遅れです。
だとすれば、自分の翼の恰好を気にするより、
風を読み、乗っている人の心地よさを考え、
臨機応変に操縦した方がよっぽど有意義であるはず。

プレゼンテーションを成功させるには、
まずはきちんと準備をし、
いざ本番が始まれば、
相手の顔を読み、空気を読み、
臨機応変に“伝える”ということに
フォーカスすれば良いのです。
今更、かっこつけても意味を成しません。

それが「一緒にいる」ということです。

冒頭の、子どもたちとの話。
子どもたちと「一緒にいない」と気がついた私は、
思考を切り替えました。
子どもたちの目をみて、
耳を澄ませ、何を伝えようとしているのか、
そこに焦点を合わせたのです。

耳の神経は、落ち着きました。
「誰かと一緒にいる」ということに
今一度思考を向けてみてはいかがでしょう?

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経営参謀(顧問参謀)として、これまでに700の中小企業・法律事務所・税理士事務所・社会保険労務士事務所・司法書士事務所・学校法人などの経営を支援してきた、
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