[答え]六本木の男と女

黒服を来た男性が、
鋭さと柔和さを兼ね備えた視線で、
フロア全体を見渡します。

空調は適温に保たれていますが、
空気そのものは独自の雰囲気を漂わせる、
その空間に。
隅々まで目を光らせます。

女性が手を上げてもすぐに対応できるように、
顧客が何かを言おうとしたら
すぐに駆けつけられるように。

＊　＊　＊

前回の記事では、

六本木のクラブに通う男たちは、
どんなギャップを埋めようとして、
そこに通っているのか。
また、女性たちはどんなギャップを埋めたくて、
そこで働いているのか。
それを考えてみましょう、という内容でした。
返信で答えのアイディアを送ってくれた読者さん、
ありがとうございます。
反応をいただけて嬉しく思います。
（反応をくれた方を、色々な場面で贔屓します。）
（だって、嬉しいし。人間だもの。）

おさらいです。

飲食店にお金を払う人は、
どんなギャップを埋めようとしているのか。

現状：お腹が空いている
×
理想：美味しいものでお腹を満たしたい

こういうギャップと書きました。

ジムやエステに通う人は、
どんなギャップを埋めたくてそこに足を運んでいるのか。

現状：腹の周りに肉
×
理想：完璧な身体

こういうギャップ、と書きました。

因みに、これは答えのひとつではありますが
完全無欠の絶対的な答えではありません。

答えは無数にあります。

無数にあるギャップの中から、
あなたが提示したひとつに
どんぴしゃで反応したお客様が、
あなたのサービスを利用しようと思い立つのです。

さて、まずは男性の方から考えてみましょう。

六本木のクラブに通う男たちは、
どんなギャップを埋めようとして、
そこに通っているのか。

現状：その店以外、地方の重要顧客が喜ぶ店を知らない
×
理想：地方から重要顧客が遊びに来る。優雅に案内できる自分で在りたい

例えば、こんなギャップはどうでしょう。若しくは、

現状：普段は、周りに女性がいない
×
理想：自分の話を喜んで聞いてくれる女性がたくさんいる世界

こんなギャップかもしれません。

現状：納税額が多く出そうだ
×
理想：経費をしっかり使って節税したい

こういうことも考えられます。

今度は、女性の方を考えてみましょう。

女性たちはどんなギャップを埋めたくて、
そこで働いているのか。

現状：OLの自分では理想的な生活を生きられない
×
理想：欲しいものを何でも買える自分

こういうギャップかもしれません。

現状：周りにガキっぽい男しかいない
×
理想：大人な男性に囲まれてちやほやされる自分

若しくは、

現状：自分には甲斐性がない
×
理想：介護が必要な父親をしっかり養いたい

こんなギャップかもしれません。

答えは無数にあります。

あなたのビジネスを頼ってくれそうな見込み客は、
いったいどんなギャップを抱えているでしょうか？？

- 海東

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