新製品・新事業を開発したい

そのメールが致命的な理由

From:海東和貴
自宅の書斎より

こんな張り紙があります。
私の書斎の扉です。

仕事中。
本当の緊急時以外、
声をかけないでください。

私は、自宅の書斎で
「生産的な時間」を過ごしていることも多いです。
その中で、意識していることがあるんです。

それは「纏まった時間をつくる」ということ。

かつて、ドイツの医学者で精神科医、
ミュンヘン大学の教授であったエミール・クレペリンさんが、
とても便利なものを発見しました。
「作業曲線」という概念です。

これは、人類の永遠の課題である
「やる気のスイッチ」の場所に関する発見でもあります。
下記のグラフをみてください。青い線です。

スクリーンショット 2015-09-06 15.26.11

人は、作業を始めると、
自動的にやる気や集中度合いが上がります。
作業開始から20分ほどで、
ほぼ最高位のパフォーマンスになっています。

そして、作業が途切れない限り、
3時間程度はこの状態が維持されます。
作業興奮と言われるものです。

つまり、やる気がないときでも、
とりあえずは始めてしまえば
20分後にはやる気が出ているということです。

運動するなら、ウォーミングアップから始めてみる。

クリエイティブなことなら、
まずはノートを開いてフォーマットを整えて、
日付や思考するテーマをペンで書き入れてみる。

こういう小さなことを始めているうちに、
いつのまにか「作業興奮」の状態になって
パフォーマンスが発揮されるということです。

そして、赤い線をみてみましょう。
作業開始から40分後に電話が鳴ったとします。
メールでも良いです。SNSの通知音でも良い。
家族からのコミュニケーションでも良いです。

とにかく、何かしらの作業中断要因が発生しました。
そうすると、パフォーマンスはどこまで下がるのかと言うと、
90%や50%のラインではなく、
きっちりと0%まで下がるのです。
きっちり、です。

集中しているときに中断要因はつくっては勿体ない。
インターネットの接続を切り、電話の音を切り、
ドアを締めて「声がけ禁止」の紙を貼る、
ということをしなくてはなりません。

そして、もうひとつ。それぞれの線は「100」まで上がっていますが、
この数字まで上がるのは「朝限定」です。
人間の脳は、起床してから夜に向けて
徐々にパフォーマンスが下がります。
夜の10時頃には「50」が最高数字になります。

同じことをやっても朝の2倍の時間がかかる、
ということです。

つまりお勧めは、朝の4時に起床し、
全てをブロックして7時まで生産的活動に時間を使う、ということ。
何年も前から「やろう・・・」と思っていて手つかずになっていたことが、
週2回、こういう時間をつくることで
1ヶ月もかからずに終わってしまったということが、ざらに起こります。

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経営参謀(顧問参謀)として、これまでに700の中小企業・法律事務所・税理士事務所・社会保険労務士事務所・司法書士事務所・学校法人などの経営を支援してきた、
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