生産性を上げたい

社員にわかってもらえないときに読むページ(2)

前々回の続きです。
社員にわかってもらえないときに読む記事の続き。

 

ひとつめは、表現の「切り口」を変える
ということをお伝えしました。

社員が「黄色」という色を知らないとき。
その彼に向かって、「あの人の服は黄色いね」と言っても、
伝わらないことは容易に想像できるはず。
そこを「なんでわかってくれないんだ・・・」と悔しがっても、
全く無意味である。

そう、お伝えしました。

 

でも、それだけじゃ、解決策としてつまらないよね、と。
いくつかアプローチ方法がある中で、
もうひとつ、今回の記事でお伝えします。

 

繰り返しになりますが、少し美しく書けば、
経営者にとっての会社とは、
・利益を生むための場で
・社会をよくするための器
・株主と社会に価値を還元するための場
です。

一方、従業員にとっては、
・自分が生きて行くために、お金を頂戴する場
であることが多い。

 

つまり、立ち位置が全く違います。
この立ち位置のズレがある中に問題が起きた場合、
解決策は2つしかありません。

ひとつは、従業員に変わってもらうこと。
もうひとつは、経営者(会社側)が変わること。

 

要は、自らが経営者として
・苦言を呈する場面
・そうではなく、会社の体制を見直す場面
の線引きができるようにすることで、
解決への道筋を立てると良い。

 

そのための方法として、チェックリストをつくるということが挙げられます。
「仕組み化」の一環です。

例えば、弊社のある業務フロー。

20150129_1

かなりボリュームがありますが、
1行につき1つ、やるべきことが明確になっています。

これの意図することは何か。

 

このチェックリストの通りにやらなくてミスがあった場合、
⇒ 従業員に非が在り、改善策を自ら検討させる。

このチェックリスト通りにやったのにミスがあった場合、
⇒ 会社側に非があり、業務フローを改善する。

 

この線引きを明確にすることで、
社内の「ルーティン」の精度が上がっていきます。

加えて、従業員も不条理に苦言を呈されることがなくなり
満足度の向上が望めます。

 

チェックリストは、業務フローごとに細かく用意しています。

ニュースレターの配信方法、
契約書の準備から発送のフロー、
顧客との対面スケジュールを決定する流れ、
メールマガジンの配信フロー、
広告出稿方法、など。

 

飲食店で言えば、
仕込みのフロー、
掃除の方法、
テーブルセットの準備のフロー、
食器洗浄のチェック項目、
仕入れ先との交渉に際してのチェック項目、など
細かくつくることができます。

 

「そこまでやるの?」
という声が聞こえてきそうです。

 

実はこれ、先に述べた線引きのこともさることながら、
別のことも意図しています。

長くなりましたので、次回でそれを述べます。

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