キャッシュフローの悩みから解放されたい人へ

黒字倒産という言葉があるほどだ。

ビジネスにとって、資金とは文字通り「血液」である。
いくら「2日後に輸血用の血液が届きます」と言われても、
いまこの瞬間になくては、絶対的に困る。
それは、疑いようがない。

資金。
キャッシュフローである。

キャッシュフローの心配をなくすために、
行うべきことはいくつかのアプローチで書くことができるが、
遅かれ早かれ、いつかは突破しないといけない課題。

それは「マネジメント力」である。

創業段階から成長初期段階にかけては、
どうしても「被害者的マネジメント」になりがちだ。

「これが起こったから、対処する。」である。

クレームが出たから、サポートする。
従業員が辞めたから、募集する。
資金繰りが危ないから、模索する。

このマネジメントの段階を、ピラミッドが上がるように、
発展させていかなくてはならない。

クレームを回避する仕組み。
離職率低下の仕組み。
資金繰りシミュレーションの仕組み。

そうして、最終的には軽微な経営判断をも仕組み化する。

これによって、
「戦略的マネジメント」のステージに立つことができる。

ここに辿り着くと、自分の右腕が後継者となり得る状態となり、
自分に「万が一」のことがあった場合の不安がない状態となる。
不吉ではあるが、入院しても事故にあっても、
あなたが働けない状態になっても、家族は養える。

つまり。健康であるならば、
長期の旅行にも安心して行くことができる。

マネジメント・レベルのピラミッドを駆け上がるために、
最初に手をつけるべきことは、まず
繰り返し発生する作業の「チェックシート」をつくること。

別の記事でも紹介したかもしれないが、
例えば、弊社の「ニュースレター送付」に関するチェックリスト。

まず、ゴールが書いてある。

ゴール：
発行したニュースレターと付随する書類が美しく封筒に収められ、
顧客のもとに届くこと。

手順：
ニュースレターを両面印刷でプリントアウトする
同梱したい書類をプリントアウトする
封入する順番を決める
【A4サイズの場合】各書類を3つ折りにする
封筒に宛名を書く
差出人を書く
全ての書類を漏れなく封入する
封筒を閉じる
切手を貼る
投函する

これなどは、軽微な作業であるが、ものによっては
50以上の手順を記したチェックシートもある。

この通りにやって失敗したのであれば、スタッフに責任が。
この通りにやってもできなかったのであれば、
それは仕組みに問題がある、と判断する。

これにより、スタッフ間の無駄な「ネガティブ発言」が減り、
パフォーマンスの向上が見込まれる。

そして、結果として
あなたのマネジメント力が向上する。