完璧主義ほど、うまくいかない理由。
今回は「何でも綺麗につくらないで」というテーマで書きます。
私の周りには、センスの良い人に恵まれているように思います。
何をやっても、何をつくらせても、
ロジカルで見た目の良い仕上がりのものがお目見えします。
一方で、中にはこういう人もいます。
センスの良いものが仕上がるんだけれども、
その「数」が少ない、というものです。
これは、能力の問題ではありません。
能力的なものを加味した上での感覚です。
実現、達成の「数」が少ない。
ここには、共通の理由があります。
原因と言ってもいいでしょう。
それは「完璧主義である」ということです。
最初から、完璧につくりたい。
完璧にやり遂げる自信がないものは、最初から手を着けない。
こういった人たちです。
これはこれでひとつの価値観なので、
否定する意図は全くありません。
ただ、次々と新しい価値を世に出して、
果敢に人生に挑むスタイルを望むのであれば、
それは「勿体ない」ことだなあ、と思うのです。
こういうとき、私がコーチするとしたらどうなるか。
「(仮)でやってみたとしたら、どうなりますか?」
そうすると、アイディアにブレーキがかからなくなります。
次から次へと、新しい願望が生まれ、実現に繋がります。
やるからには「完璧」にやり遂げたい。
これは、立派な価値観です。
でも、それが故に
「完璧にできなさそうだから、やらない。」
というのは、時に本末転倒であると思うのです。
あなたが実現したいこと。
でも、何となく進みが遅いもの。
(仮)で仕上げるとしたら、どんな未来がありますか??