キャッシュバックが欲しくない人

From：ペンシロー
秋の新作アイスを食べながら

こんにちは、海東です。
じゃねーよ、ペンシローだよ。

後輩ペンギンが落ち込んでいた。
そいつはマッサージがうまくて、人間にも好評だった。
ペンギンの手が良い感じに気持ち良いらしく
それを売りに開業したわけだ。

顧客からの紹介が絶えず、
いつも楽しそうに仕事をしていた。

それが最近、めっきり紹介が減ってしまったらしい。

話を聞いていくと、原因はどうやら
紹介者へのキャッシュバックだったようだ。

後輩ペンギンは紹介を本当にありがたいと思っていた。
だから、紹介してくれる人に何かお礼がしたいと思ったんだな。
それで、紹介者へのキャッシュバックを思いついたんだ。

紹介者にお礼がしたいという
純粋な気持ちからでたキャッシュバックだったが
結果として、それが紹介を減らしてしまったわけだ。

彼は理由が分からなくて、落ち込んでいたが
そんなに難しい話じゃない。

原因は「相手のために」と思ってやったことが
「自分の利益」になってしまうことだ。

今までは、後輩ペンギンのマッサージが
気持ちいいから、という理由だけで、
人を紹介していたのに、
キャッシュバックがあることで
「なんだ自分が得するから紹介してくれたのか」と
思われてしまう可能性が出てきたわけだ。

紹介者はそんなつもりじゃないのだが
そう思われてしまうことには恐れを感じるものだ。

だが、このキャッシュバック、決して悪いことじゃない。
そもそも、紹介者にお礼がしたくて始めたことだ。
紹介者だって、相手にも気持ちの良いマッサージを教えてあげたいという
純粋な気持ちがあるわけだ。

後輩ペンギンがキャッシュバックと共にやるべきことは
「自分のマッサージがいかに気持ちが良いか
他のマッサージとは何が違うのか、
ペンギンマッサージをうけることの素晴らしさ」
それをアピールすることだ。

顧客と見込み客にそのことをしっかり伝えれば
「相手のために紹介する」という思いが強くなり
「自分のメリット」などは小さな問題になってしまう。

紹介制度と、
自分の思いや活動をしっかり発信していくこと、
その両輪のバランスが取れていけば
キャッシュバックもうまく稼働していくってもんだ。

<(- 彡　)з三 ペンシロー


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