生産性を上げたい

ヒヤリの先に。重大なミスがある。~ ハインリッヒの法則

私自身が20歳くらいの頃。
パン屋さんでバイトをしていました。
仕事はきちんとやる方なので、割と早い段階で
アルバイトのヒエラルキーのトップ
(アルバイト・リーダー?)に上がっていました。

朝4時からパンを作り、焼いて、
通勤客が多く行き交う時間帯の前に、店に並べる。

厨房の中は、戦争のような状態になっています。
そんな中、色々な「事故」が起きるわけです。
(もちろん、お客様には影響しない、内部要因の事故です。)

そのとき、今思えば「若い!」というしかないのですが、
当時の店長に「ハインリッヒの法則」を説いて、
環境の改善を考えようと訴え出たのです。

ハインリッヒの法則。
1つの重大事故の背後には
29の軽微な事故があり、
その背景には300の異常が存在する、
という法則です。
1:29:300。

要は、事故が1件起きたということは、
裏に29件の軽微な事故があり、
その裏には300件の「ひやり」とする事象が起きてるんだよ、と。

例えばこれを、ITの開発業務に置き換えてみましょう。

1件の重大な不具合の裏には、
29件の「作業後のチェック不足」
「作業開始直線の顧客都合により仕様変更」
「事前の検証不足により特定のハードウェアによる動作に不都合があることが判明」
などの軽微な事故がある。そしてその裏には、
300件の「顧客との打ち合わせ不足」
「顧客側での作業レビューの不足」
「複数の案件を掛け持ちしていることによる体力的な問題」
などが潜んでいる、ということになります。

この法則は、ピラミッドのような構造で表せます。
最底辺に「ひやり事故」があり、その上に「軽微な事故」がある。
そして、ピラミッドの頂点に「重大な事故」があります。

最底辺の「ひやり」を抑えることができれば、
その次の「軽微な事故」を抑えることができ、
結果として「重大なミス」も事前に防げる、ということ。

あなたのビジネスに、この法則を当てはめたとき、
どんなことが起きますか?
軽微な事故が頻発している場合は、
近々、重大な事故が起きる恐れがあります。

業務フローの見直しをしてみることも、
時には大切です。

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