その電話に出るな

From：ペンシロー
三軒茶屋のサブウェイより

こんにちは、海東です。
じゃねーよ、ペンシローだよ。

オレは昨日緊急な用件で
後輩ペンギンに呼び出された。

“本当に緊急なこと”はそうそうない、
というのがオレの持論だが、
まぁ時間もあったんで呼び出しに応じてやった。

後輩ペンギンの要件は
「初詣のやり方が分からないから教えてほしい」
というものだった。

まったくオレじゃなくても事が足りる話だ。
オレを呼び出す前にネットでググった方が速い。

だが後輩ペンギンは真剣だ。
奴にとっては本当に緊急な用件だったんだろう。
とにかく早く解決したかったんだ、自分がな。

世の中の「緊急な用件」のほとんどがそれだ。

ちょっと考えてみてくれ。
この後輩ペンギンは、オレが捕まらなかったらどうしたか。
ただただ途方に暮れて、オレに連絡を取り続けるだろうか。
いや、オレに連絡がつかないと分かった時点で
なんとか他の解決方法を考えるだろう。
そして数時間後、オレに連絡がついた頃には
きっと悩みは解決していたに違いない。

何が言いたいかというと
他人に左右されずに、自分の時間を守れってことだ。

昨日、オレはたまたま暇だったから、呼び出しに応じてやったが
普段はそんなことはしない。
“本当に緊急なこと”はない、と知っているからだ。

仕事の波に乗っている時、
読書に夢中になっている時、
なんでもいいが、自分が良いパフォーマンスを
発揮できていると感じている時に
外野からの邪魔が入ると、一気に気が散るな。

そして再度そのパフォーマンスに戻すことはなかなか難しい。
だから、外部の情報が入ってこない時間を
意図的に作ることをおススメする。

これだけで、仕事のパフォーマンスがグッとあがるからな。
試してほしいもんだぜ。

<(- 彡　)з三 ペンシロー