事業基盤を強化・再編したい

先延ばし癖を今こそ“治す”


From:海東和貴
パレスホテルのラウンジより

私から発信しているメッセージ(メールマガジン、
郵送でのニュースレター、会員向けウィークリーメッセージ、等)を
受け取っている方から、時に
「今回のメッセージは私を意識して書いたんだと思いました」
という感想をいただくことがあります。

ご自身が“今まさに”抱えている課題や問題、障害と、
私の執筆するメッセージがリンクして、
「うっ」と痛いところを突かれたような体験をするそうなのです。

ただ、私はメッセージを書く際に、
特定のクライアントひとりを思い浮かべて書くことはありません。

10代終盤の頃、人生論(笑)的な話を個人的にブログに書いたところ、
「読んだぞ!あんなところで俺を批判しないで、
直接言ったら良いじゃん!」と、
怒りのメッセージを受け取ったことがありました。

実際、その人のことを思い浮かべて書いていたわけではないので、


『そう捉えたんなら、ごめん。
でも○○(友人の名前)を思い浮かべて書いたつもりはないので、
いま凄く驚いている。』

友人
「そうなの?」


「うん。」

友人
「そうか・・・。ごめん。」


「いえ、こちらこそ。不快な思いをさせたならごめんね。
ただ、もし思い当たるところがあるなら気にした方がいいかも。笑」

友人
「そうよね。笑」

的な会話をしたことがあります。

と、言うことで、今から書く内容は、
特定の誰かをイメージして書いたものではないので、
あまり「うっ」となりすぎないようにしてください。笑


今回のメッセージのテーマは、ズバリ「先延ばし癖」についてです。
やらなければならないことがある。でも手が付かない。
いつのまにか、凄く時間が経っている。
そんな自分に罪悪感や劣等感を感じながらも、
段々とそれに手をつけることそのものが嫌になって
目を背け始めるという状態。

特に、経営者にはそういう場面が多くあるはずです。

わかります。
私も、そのひとりだからです。

つい先延ばしにしてしまう癖を克服するために、
今回は2つの切り口で書きます。


先延ばし癖を克服するためのひとつめの切り口:

先延ばしをしがちなタスクが多く発生するのは、
「緊急ではないけれど、重要である」の領域です。
ビジネスの成長のためには間違いなくやらなくては
ならないことなのだけれど、
日々の突発的対応や雑事に追われてなかなか手が回らない領域です。

これは『7つの習慣』で扱われているテーマですが、
私はこれを少しアレンジして使っています。
『7つの習慣』では確か「第二領域」という表現をしているのですが、
私は「第三領域」という言い方をしています。
その方が思考がスムーズに働くからです。

この第三領域のものに手が付かず、
どんどん先延ばしにしてしまうものがあったとしましょう。
あなたはそのことに手をつけようとするたびに、
何となく抵抗感や拒否反応が出てしまう自分を感じてしまいます。
その間に他のことに手を出し、メールを読んだり、
スマートフォンをいじったり、
「緊急だが、重要ではない」領域のものをやりはじめ、
いつの間にか時間が経ってしまっているのです。

この第三領域に「A」というタスクがあったとしましょう。
あなたは「A」をやらないといけないと思いつつ、
なかなか手がつきません。
目を背けて、もはや「A」に手をつけるのも嫌になっている状況です。

そんなときは、同じ第三領域にある「B」に手をつける、
という選択肢があります。
まだ身体が抵抗を起こさない「B」に取り組み、
タスク消化を進めること。別に「C」でも構わないのです

これらのタスク「B」と「C」が完了したときに、
もはや時間も労力も MP(意思決定すると消費する力)も
残っていないかもしれません。
結果、その日に「A」には手がつけられないかもしれません。

でも、いいのです。

第三領域である「緊急ではないけれど、重要である」にあるタスクが、
2件も完了したのですから。

何より重要なことは、あなたは
「緊急ではないけれど、重要である」の領域にあるものを、
日々の仕事に追われながらも着実に
完了させることができたということ。自分を誇りましょう。


先延ばし癖を克服するためのふたつめ:

これは、ひとつめの切り口とは全く別の方法です。
あなたは(私も)、先延ばしにしているタスクやプロジェクトを
早く完了させたいわけです。
これを完了させないからこそ、
脳のどこかでそれらのことを考えてしまって、
脳に疲労を感じたり、自分を責めてしまったり、
必要以上に MP を使ってしまうのです。

じゃあ、どうすれば良いのか。

自分が先延ばしにしていること(しそうなこと)を、
仕事・職業としてやっている有能な人に任せるのです。

私の話をします。
例えば、私は 元々デザイナーでしたので、Illustrator も使えますし、
HTMLも扱えます。
技術革新に追いついていない部分はありますが、
簡単な名刺のデザインや、パンフレット等の制作、
ホームページなどの設置も自分でできてしまいます。

でも、自分でやっていてはダメなんです。
理由は、時間がかかるから。
日々の仕事に時間を使っている中で、これらが後回しになってしまうから。

なので、私は優秀なクリエイティブチームに全てを任せることにしました。

私がクライアントとセッションをしていても、
提案書をつくっていても、研修コンテンツを作り込んでいても、
出張に行っていても、遊んでいても、それらのタスクは、
それらを専門とする有能な人たちが進めてくれているのです。

単純に、自分が1馬力から数馬力になる、ということです。

極論、それらの領域について先延ばしにしていたら0馬力なわけですから、
そこからしたらすごい進歩です。
ちゃんと馬力がついているのですから。


今回は、ふたつの切り口で「先延ばし癖」を克服する方法をお伝えしました。
先延ばし癖を治すのを先延ばしにせず、今こそ、治してみてはいかがでしょう。

 - 海東

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経営参謀(顧問参謀)として、これまでに700の中小企業・法律事務所・税理士事務所・社会保険労務士事務所・司法書士事務所・学校法人などの経営を支援してきた、
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