人材を強化したい

人との距離を縮める法


From:海東和貴
大阪のホテルのラウンジより

少し前に主催したイベントの中に
「月待ち講(つきまちこう)」というものがあります。

日本には古くから「お月見」という文化があります。
神社などに人々が集まり、満月が出るのを待ちながら、
それぞれが自分の話を語り合う時間が
「月待ち講」の発祥のようです。

我々が行った際のルールは、こう。
ひとりが5分、自分の話をします。
その間、聴いている人は一切のリアクションをしてはいけません。
頷いたり、声を出したりしてはいけないのです。

話し手は、5分間に渡って
ひたすらに自分の話をし、
聴き手は頷きもせず
合いの手も入れずに相手の話を聴きます。

人って結構、気を遣って、相手の話を促そうとして、
頷いたり合いの手を入れたりしているんです。

それを排除することで、相手の話に集中して、
より深く聴き取れるようになることを意図しています。

体験した人からは「こんなに自分の話を
一生懸命に聴いてもらった経験って、
実はあんまりなかったかもしれない」
という声だったり、
「こんなにひとりの話を深く聴く機会って、
今までなかったかもしれない」という声がありました。

総じて、初めて体験する濃い時間だったようです。

人が人と打ち解ける際に、
「自己開示」をすることがひとつの手段だったりします。
相手が知らないことを、相手に伝えることで、
相手と仲良くなるために自己開示をするのです。

有名な「ジョハリの窓」で言えば、
「自分は知っている」けれど「他人は知らない」こと
を開示することで、相手との距離を近づけるということ。

この際、他人は知らないけれど
「相手は知りたい」と思っていることを話すことが大事で、
自慢話(他人は知らない自分の成功談)を話しても、
それはせっかく「秘密の窓」を開いても
相手との距離を縮めることにならない場合が多いです。

例えば、自分は密かに抱いている野望や、
自分の人生の生き様、苦労したこと、
飾らずに「なんで今の仕事をしているのか」を話したり、
失敗した経験を話して「秘密の窓」を開くこと。
これによって相手のとの距離を縮められる可能性があります。

要は、本来であれば相手は
「解放の窓」と「盲点の窓」しか知られていないところを、
「秘密の窓」を開け放つことによって、
仲良くなりたい相手との距離を縮めることを意図するのです。

これはかなりパワフルです。

あなたが5分間の時間を持って
「秘密の窓」を開け放つとしたら、
どんなことを語りますか。

人との距離を縮めるために、
どんなストーリーを共有しますか?

 - 海東

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経営参謀(顧問参謀)として、これまでに700の中小企業・法律事務所・税理士事務所・社会保険労務士事務所・司法書士事務所・学校法人などの経営を支援してきた、
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