価格表があると、良いことがある?
会社に、価格表はありますか??
レストランでいう「メニュー」のようなものです。
ありますか?
「そうは言っても、うちはオーダーメイド型のサービスだから・・・」
そんな声も聞こえてきそうです。
敢えて言います。
価格表をつくってください。
価格表をつくるだけで、良いことがたくさんあります。
少なくとも、3つあります。
・見積もり提示の労力が減る
・仕事に対する覚悟ができる
・自社内のフォーカスすべきサービスが明確になる
ひとつめから書きます。
見積もりの検討、時間がかかりますよね?
時間をかけて見積もりをつくったところで、
その仕事を失注してしまえば、
そのための時間は、
水泡に帰するようなことになってしまいます。
ただ、もし。
ここに価格表があれば。
ざっくりと価格の方向性がみえます。
見積もりのための時間が削減できます。
正直、見積もりのための時間って、
発注者側からしたら、
本質的には必要なものではないはず。
(仕様検討などは、もちろん大切です。)
だとしたら、その時間を削減すれば、
相手も嬉しい、自分も嬉しいで、
悪いことは起きないと感じます。
これって、ちょっと良いことではないですか??
ふたつめ。
仕事に対する覚悟ができる。
ある仕事が舞い込んできたとき。
「あ、これはあのパターンの仕事だ。
このステップで進めて、この精度で納品しよう。
そして、○○○円はいただこう。」
という覚悟が、ある程度、短時間でできるようになります。
仕事って、特にスタッフがいる場合、
ある程度、定型化して、ルーティンに持っていくことが
経営者として求められるスキル。
そんなとき、価格表があるだけで
スタッフの覚悟が固まりやすくなる、
というのは、ちょっと良くないですか??
みっつめ。
自社内のフォーカスすべきサービスが明確になる。
価格表をつくろうとしたとき、
「さて、うちの会社には
どんな依頼が多く寄せられているだろうか。」
ということを考えるはずです。
そうすると、自社の強みだったり、
客先が求めてくる要因だったりが
明確になったりします。
そして「仮」でも良いので
価格表をつくったとすると、
その中で、どのメニュー項目に依頼が来やすいか、
更に明確になったりします。
会社が更にブラッシュアップしたら良い場所が
クリアになってきます。
これも、ちょっと良いことのひとつ
ではないでしょうか??
因みに、仮でも正式でも、完成した価格表。
表に出すべきかどうか、と言えば。
どちらでも結構です。
出さないで、社内だけで持っているのもアリです。
もっと言えば、「こういう場合は出した方が良い」
「こういう場合は隠した方が良い」
「こういう場合は全体的に高めに出した方が良い」
など、会社の状況によって切り分けはすることができます。