社長の給与が高いのは、何で？

「社長の給与、僕らよりもの凄い高いですよね？何でです？」

自分も、サラリーマン時代、
こんな疑問は持っていました。
だって、社会のお金の流れや、会社の成り立ち方って
習ったことなかったですもん。
学校の座学で「政治経済」というざっくりした括りでは
習いました。でも、それだけ。

だから、こういう疑問を社員に持たれて、
嫌な気分になるのは、無意味なことです。

お、来たな！と思って、
笑顔で説明してほしい。

社長の給与は、なぜ従業員よりも高いのか。
結論のひとつを、先に書きます。

これは、やや中小企業よりの話ですが、
社長は、3つの顔を持っているからです。

・投資家としての顔
・トップ営業マンとしての顔
・会社経営者として顔

つまり、社員の3倍以上の給与は取って良いことになります。
3役をこなしているわけですから。

まず、投資家としての顔。

経営者は多くの場合、
創業時に自らの資産を投げ打って業を興しています。
そして、創業後も
時に個人資産から貸し付けをしたり、
増資をしたりします。
それだけ、リスクを負っています。
これが「投資家としての顔」です。

続いて、トップ営業マンとしての顔。

もちろん、社内に優秀な営業マンもいることでしょう。
でも、各種会合や付き合いの中で、
社長自身が商談を取り纏めてくることも多いはずです。
いつもは会社の中でくつろいでいるように見えたとしても、
いざというときに、きちんと決めてくる存在です。
これが「トップ営業マンとしての顔」。

最後に、会社経営者として顔。

これは、ビジネスの「仕組み」をつくり、
銀行から融資を受ける際には
個人資産を担保にしてでも会社に貢献している人であり、
且つ、経営判断に基づく「多くの責任」を
抱えている人である、ということです。

長くなったので、今日はここまで。
明日は「報酬とは何か？」という話をしてみます。