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彼女は炊飯器を愛しすぎている

From:ペンシロー
高層ビルが見える黄昏時のカフェより

こんにちは、海東です。
じゃねーよ、ペンシローだよ。

突然だが、炊飯器を買いに行った。
長年使ってたのが壊れたからだ。
家電量販店に行ったんだが、すごい種類の炊飯器があったな。

オレが求める炊飯器はとにかく小さいものだ。
人間より体が小さいからな。
性能より、まずは大きさ重視だ。

オレが炊飯器を見ていると、店員のねーちゃんがやってきた。

「何かお探しですか」

炊飯器だよ。

「今はこちらがおすすめです」

ねーちゃんは、やたらでかい炊飯器をすすめてきた。
いや、オレは小さいのが欲しいんだ。
オレが欲しいものも聞かないでなんでおすすめできるんだ。

ねーちゃんはオレには構わず、でかい炊飯器の説明を始めた。
新しく搭載されたなんとか窯でおいしく炊ける、だの
こっちの炊飯器はお米の粒がどうした、だの
踊り炊きがどうした、だの…。

ねーちゃん、オレは小さい炊飯器が欲しいんだ。
味は求めてないんだ。

そしたら今度は、やたらスタイリッシュな炊飯器をすすめてきた。

水蒸気が出ないタイプ、だの
お部屋においてもお洒落なデザイン、だの…。

オレは小さければいいんだ。
とにかく小さいのを売ってくれ!

思わず叫びそうになったが、
結局オレは何も買わずに店を出た。

そこで見えた夕日を見ながらオレは思った。

あのねーちゃんは炊飯器を愛しすぎている。

確かに、炊飯器のことはよくわかった。
でもオレが欲しかったのは小さいやつなんだ。

海東が言ってたな。

「あなたと、あなたの扱う商品「だけ」では
ビジネスは成立せず、お客様がいてこそ
初めて回るものである、ということが重要です。」

今ならその意味がよく分かるぜ。

売り手側は、本来、
商品そのものより、
それを使ってくれるであろう顧客の方を
大切にする方が、ビジネスは発展するはずだ。

商品を愛しすぎていると、
結局、顧客の目線に立てず、
ビジネスが縮小していくことにも繋がる。

ねーちゃんの炊飯器がそれだ。
本来なら客であるオレが欲しい炊飯器を売れば、
それだけ売上が立ったはずだ。
でも、自分が炊飯器を愛しすぎていて、
自分が売りたいものを薦めてしまうんだ。

ねーちゃんの炊飯器への愛も悪いことじゃないが
商品への愛っていうのは、
顧客を愛した先の話だろうに。

固執すべきは、商品ではなく、顧客だ。
顧客を愛してこそ、ビジネスは発展する。

商品にあまりに固執するのはちょっと危険だ。

もし、時代の流れと共に
自分の愛している商品が売れなくなってきたとしたら、
どうする?

その時に、顧客を喜ばせるっていう視点に立っていれば
新しい商品を再考できるはずだ。

今までの商品は、何が顧客に喜ばれていたのかを
考えればいいわけだからな。

商品に惚れこむのは大事だ
でも惚れ込みすぎは危険だぜっていう話だな。

 <(・ 彡 )з三 ペンシロー

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